経理も年々進化しております。

かつての伝票による会計方式も、パソコンの普及によりその必要性が低下しまし
た。個々のパソコン上のソフトを利用した自計化の支援をさせていただいておりまし
たが、この数年ではクラウド会計によるものが増加してきております。

会社経営にあたり、毎月の事業の結果を確認することは初歩の話ですが、なるべく
時間と労力をかけずに数字を把握したいものです。餅は餅屋といいますが、それぞ
れの会社の本業に会社の資源を注力していった方が、最適な結果につながる可能
性が高くなると思われます。

税理士法人栗山会計事務所では、その時々の、その会社に合った方法で、かつコ
ストとのバランスを考慮しつつ、最適な経理事務を支援させていただきます。また、
適正な月次決算と節税アドヴァイスを通じて、企業の発展をサポートいたします。

会社経営において、本来数字とはその指針となるもの、飛行機の操縦で言えば「計
器」にあたるものです。どんな優秀な航空機も、速度計や高度計など、「計器」がな
ければ安全に運航することなどできません。では、会社経営に必要な「計器」とはど
のようなものでしょう？

税理士が扱う財務諸表は、専ら過去データです。昨年、一昨年、または先月の数字
がどうであったか、それを知ることはできても、先のことを考えるための数字として
は不十分です。本来我々が扱う財務諸表は、税務署や金融機関などへ提出するた
めの外部報告会計です。もちろん、それらの財務諸表から得られる数字にも多くの
情報が入っておりますが、弊事務所では、毎月の財務諸表から得られるものだけで
なく、本当に経営に資する数字を測定するために、各会社に合った数字について考
えるお手伝いもさせていただきたいと考えております。

経営者にはそれぞれ「想い」があろうかと思います。社会のために自社はこのよう
な貢献ができる、そういった「想い」を通じ、それぞれの企業は自社の主要な稼ぐ力
は何であるか、どのようなセグメントで事業を行っていくか、それぞれの稼ぐ力を発
揮するために、どのような仕掛けをしていくかなど、計画・実行してくことが多々あり
ます。事業戦略やそれに基づく個々のアクションプランなどと呼ぶ方もいるでしょう
が、それぞれの企業の活動を計画・立案・実行・確認・改善していくうえで、「計器」と
なりうる数字が必ず必要となってきます。何のためにどのような「計器」が必要かに
ついて一緒に考えていきましょう。

昨今では事業承継に関する相談も増えております。毎月の法人顧問だけでなく、中
小企業の株式を相続・贈与されたい方につきましても、お手伝いさせていただいて
おります。事業承継の相談が親族への引き継ぎの場合も多いでしょうが、親族以外
の従業員や、同業者への事業の売却など、ご相談にお応えいたします。

税理士という枠にとらわれず、様々な相談を通じ、企業経営のお役に少しでも寄与
できれば幸いです。